空港からほど近い泉佐野市の賃貸情報

何を基準にして住まいを決めるか

生活の拠点とする、住まいを何処にするかで悩む人は多い。家と職場からはなるべく近い所が良い、遠くても自分が理想とする住まいにする、といった感じでだ。どちらも正解であり、間違いというわけではない、何処に住んでいるかでその人の価値や社会的地位が決まるとも言われているが、果たしてそうだろうか。東京都内で言えば世田谷区や渋谷区、更には白金台や田園調布といった高級住宅街に住んでいれば世にいう勝ち組だと、いつから決まったのか。その近隣に住んでいる人たちの中には金銭的な余裕があるのかもしれませんが、余裕を得るためにどれだけ労働に勤しんでいるのかと思うと、楽して高級住宅街に住んでいると勘違いするのは、精々その子供くらいではないか。大人になって自分で金銭管理をするとなったら、それはもう死屍累々な現実に打ちのめされます。

だからといって働きたくないといって働かなくて良いという理屈にはなりません。良いところに住みたい、住んで自分の生活を豊かにしたいと頑張っている人も多いはず、と信じておこう。さて、そうした住まいの話で、今回は大阪府泉佐野市をピックアップしてみる。

泉佐野市について

地名を言われてもピンと来ない、という人もいるでしょう。簡単に説明すると、泉佐野市は大阪府の南側に位置しており和歌山県和歌山市と大阪市のほぼ中間地点に位置している地域だ。ここをピックアップする理由、それは市内にある代表的な機関があり大阪のみならず大阪以東の地域に住む人々がある目的でここによく訪れるからだ。泉佐野市、ここには大阪に唯一の空港である『関西国際空港』が湾内の埋立地にある。

この周辺は空港から近いとあって交通事情には自然と特化しており、大阪市内はもちろん、和歌山などから訪れる利用客も多い。海を隔てた先には神戸空港も位置しているが、泉佐野市から近いところに住んでいる人はよく利用しているでしょう。逆に大阪市内ですと神戸空港の方が距離的に近くなるので、どちらかと言えば南側に住んでいる人にすればこの街を詳しく知らなくても大型連休などで毎年必ず訪れている、という人もいると思います。

そんな空港が存在する泉佐野市で住むとなった際、誰もが真っ先に気になる賃料はどの程度なのかという部分から触れていこう。

泉佐野市、平均賃料

空港はもちろん、利用客のことを踏まえた交通事情に優れた地域であると考えれば住みたいと思っている人が多いと考えるのは普通でしょう。なんだかんだで交通の足が沢山存在する場所に住めれば、それだけで色々と便利だからだ。都内でいうところの新宿や渋谷といった場所が該当しますが、いずれも人気がある故に割高になってしまっているのも了承する必要があります。

ただこの泉佐野市について、賃料という面だけで見れば実はかなり住みやすいと言えるかもしれません。あくまで都内および関東圏内に住んでいる人たち視点で見ればの話でだ。簡単にまとめてみると、賃料はこのようになっている。

  • 1R:3.33万円
  • 1K:3.94万円
  • 1DK:4.74万円
  • 1LDK:6.48万円
  • 2DK:5.17万円
  • 2LDK:6.9万円
  • 3DK:5.61万円
  • 3LDK:6.52万円

一部気になるところはありますが、1Rの物件で平均3万円前後というのは中々凄い。関東に住んでいる筆者としても、これっ詐欺じゃないの? と思わず言いたくなるくらいだ。

それだけではない、少し広い家で暮らしたいと考えている人もいるので1Rよりも広い1DK以上の物件にしてもおよそ平均ではあるが5~6万円前後で賃貸できるのもありがたい話といえるかもしれません。空港近く、ならびに交通事情のことを踏まえると決して悪くはない地域でこれだけ破格なのも、やはり関東以西に位置しているが故のプライオリティではないでしょうか。同等の広さを都内で求めるとなったら、まず候補を見つけること事態が難しい。どうしても駅から遠く離れた、都心から1時間以上電車で離れた地域を選別していく必要があります。

加えて広い間取り、2LDK以上で平均7万円を下回るなんて信じられるだろうか。人が自然と一極集中しているがために賃料も釣り上がり続けている東京や神奈川のことを思うと、正直ずるいとすら感じてしまいます。

安ければいいかといえば

ただ安いにはもちろんそれなりに理由があります。その話をするとどうしても絡んでくるのが『最低賃金』についてだ。今年からついに都心では最低賃金が『900円台』に突入したこともあって、前より幾分かは生活が楽になったと感じている人もいるでしょう。賃料にしても物価にしても、最低賃金から見た目安で設定されているので、都内での住まいも適切に価格を上がってしまうのは仕方のない現象といえるのです。

つまりだ、泉佐野市のことを考えればこれだけ安いと感じる賃料の物件が多くあるというのは、それだけ収入面で東京都心とは大きな差が出ている証なのだ。実際、大阪府の2016年4月下旬現在までに設定されている最低賃金は『858円』が平均となっています。職種によって最低賃金を個別に設定しているところもありますが、東京や神奈川と比べると50円以上も差がある。正直この差は大きい、フルタイムの人がひと月20日間働くと設定して計算すると、8,000円もの開きが出てしまいます。

安くていいとは言いますが、安い理由には大阪での労働環境を含めた経済事情に影響されている。またいくら空港から近いとはいえ、やはり大阪の中心部から離れたところに位置しているので、よほど空港を頻繁に利用する人でもない限りは、利便性を見出しにくいとも言えるかもしれません。

泉佐野市だけではない、気になる点

だからといって泉佐野市が住みづらい街だと断定するつもりはない、何処に住むかはその人が決める話だ。友人などから言われて住んでみたものの、見栄を張りすぎて生活が苦しくなってしまったという人もいるのではないか。世間体ばかり気にしている人ほど、自分の尺度を見誤って住まなければ良かったと後悔する人もいるかもしれません。住めば都という言葉がある、それは適材適所といった具合にその人が住んでいて楽しいと思えるようなところでなくてはならない。拠点選びというのも楽ではないのです。

しかしだ、泉佐野市もそうだが日本だけでなく世界各地に点在している空港近くに住んでいる人、というのはいるでしょう。隣接して生活している、というのはありえないもののある程度離れたところで生活している、する羽目になったという方もいると思います。前者はともかく、後者の人にすれば複雑な思いが渦巻いているのでは。何故かというと、それこそ人が生活していく上で心が蝕まれてしまう問題に遭遇する事態が起こりうるからだ。

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